サンウルブズ対ブランビーズ 2019

 ブランビーズ戦、ここ5,6試合の内容からしたらまだ良かった。

 先制トライや、ゲインして抜いてトライシーンもあったので素直に楽しめたし、ふざけんな!っていう葛藤はなかったかな。

 

 相手はもちろんプレイオフ進出に向けて全力で来るだろうし、今期は強いチームだしで簡単には勝てないので、点差は開いてしまったが、楽しめる試合展開だった。

 

 開始2分でのFBマシレワからのハイパントキックから、一度競り合いからファンブルしかけたボールをWTBサウマキが見事にキャッチして、そのまますり抜けトライ。

 久しぶりのホームでのトライで会場は沸いた。

 マシレワが相手のキックボールをキャッチしてこれからはマシレワタイム!すかさずフェイントで2名を交わし後続のディフェンスも振り切り見事に右隅にトライ。

 その後、再びマシレワが大幅にゲインし、素早く反応したSHブースがマシレワからパスを受けトライ。

 

 結局マシレワは全てのトライに絡んでいた。これで計8トライとなりトライランキングも上がるはずだ。

 

 負けてしまっても完封とそうでないとでは全く内容が異なるし、観客も盛り上がり方が違う。

 代表プレイヤーはサンウルブズから抜けてしまったが、今日の選手はみないいプレイしていた。No,8ベン・ガンター、SHジェイミー・ブース、SOヘイデン・パーカーは危ない場面でもしっかりディフェンスしていたし、みな果敢にジャッカルを行っていた。

 サウマキもキック処理からのカウンターアタックもアグレッシブだった。

 FW陣もラインディフェンスは頑張っていたが、前半はよくしのいでいたラインアウトからのモールも後半になり立て続けに3連続で同じ形でトライを許してしまった。

 前半はスクラムでも劣勢だったが、後半FOジャバやPRオドネルに交代してからは踏ん張っていた。

 ブランビーズは前回同様堅実なチームだ。セットピースからの得点はお手の物であり、FW戦では劣勢が続いていた。

 相手がラインアウトモール組んでから、相手SOがモールに参加した時点でこちらのバックス陣もディフェンスも同じ数だけモールに入らないと抑えることは出来ない。

 

 個人的には加入してまだ少しだが、PRのオドネルに注目している。さすが世界ランキング2位のアイルランドからきただけのことはある。若いので今後に期待だ。

 

 マシレワの驚異的なスピードは素晴らしい!この弱いサンウルブズのなかで良くこれだけトライが取れると感心している。

 

 今回の秩父宮でのホームゲームは終了。惜しくもホームでは全敗となったが、今期あと残すところ南アフリカカンファレンスのストーマーズとアルゼンチン代表有する現在南アフリカカンファレンス1位でリーグ2位につけるジャガーズとの闘いが残されている。

 最後の雄姿を我々に見せて欲しい!