9/21RWC  2

ニュージーランド南アフリカ 23-13

予選プールでの2強の戦いだ。

彼らはチャンピオンシップでもしょっちゅう戦い、お互いに戦い慣れしている。

お互いに世界最高峰のハーフ団に試合展開は見ものだった。

個人的にはアーロン・スミスよりデクラークの方が好きなプレイヤーだ。

デクラークはムラがあるが攻撃的なパス、ラン、裏へのボックスキックは定評がある。とくにディフェンスは素晴らしい。

スペースを突いてくるスマートな戦い方で、南アフリカは決して悪くなかった。

 

ニュージーランドは安定した攻守の中、かれらの武器はターンオーバーからの速攻だと認識した。ターンオーバーし、すぐさま裏にいるダブルスタンドオフのボーレン・バレットがアーロン、もしくはペレナラからボールをもらいFWを囮にしてすばやくサイドに振りスペースを突く、捕まればさらにすばやくさばいてトライという流れが多い。

ジャパンが意図的にアンストラクチャーを作りだすのではなく、ディフェンスしながら攻撃に転じる一瞬のスキをねらって待っているかのようだ。

 

アイルランドスコットランド 27-3

ジャパンの宿敵スコットランドが世界ランク2位のアイルランドにひねりつぶされた。

格の違いを見せつけられた。

アイルランドは攻守ともに素晴らしく、ペナルティも少ない。

オフェンスはFWからのラインアウトモールからのストラクチャートライが多い。

欧州の伝統的な戦い方だ。

スター選手というより、15人全員が一丸となって戦っている印象、なかなかこの一枚岩を崩すのは難しい。

ホッグが止められたようにジャパンも松島は必ずマークされるだろう。

ボール保持しつつ、スペースを狙うといっているが、スコットランド攻め手を欠き蹴らざるを得ない状況で蹴るといった展開になりそうな予感だ。

 

スクラムラインアウトでもガンガンFWが攻めてくるだろう。

果たしてアイルランドの猛攻を抑えつつ、トライを取れるだろうか。

 

ジャパンは4トライ以下の抑え、相手に勝ち点5を与えないもしくは自分たちもトライを取って僅差で負けるなど勝ち点を意識した戦い方ができれば上出来ではないだろうか。

あとは、けが人を増やさない事。