サンウルブズ対ハリケーンズ

仕事の都合やうまく録画出来ずやっと試合を観ることができた。

 

やっぱり録画でも当日観るのが一番!

だってどうしても結果がわかってしまうから面白さ半減。

 

前半は23対10と折り返すくらい調子が良かった。さすがホーム!フライデーナイターで観客も18605人と今期最多観客数をたたき出した。

 

前戦も絶好調だったマシレワが今回もやってくれた。

前半ラインアウト→パーカーからのショートでボスアヤコが飛び出し敵陣5メートル程でマシレワへパス、そのまま左すみにトライした。

 

二度目はパーカーからのキックパスでマシレワがトライ。マシレワが最近よくトライを決める為会場は大盛り上がり。

 

パーカーも順調にコンバージョンとペナルティキックを決めていたが、国内で70数試合ぶりにはずしてしまう。90%以上の高確率のキッカーがいるのにそれでも勝てないんだよな。

 

ゲームキャプテンのFL ダン・プライアーは果敢にタックルし相手のノックオンを誘い、ターンオーバーも成功。

 

SHジェイミー・ブースは負傷で前半に早々とSH田中と交代した。

 

なんといっても大注目だったのがNO.8のボスアヤコがCTBで先発したことだ。

最初のトライ時のショートからのゲインも鋭いランをみせた。後半はNO.8のツイ・ヘンドリックが交代した為、バックスの選手を入れボスアヤコをNO.8の戻した。このように多彩なオプションがあるのも魅力の一つ。

 

サンウルブズの最大の課題は何度言ってもラインアウトスクラムのセットピース、後半残り20分以降の失点だ。

スクラムは良くなっているが、ラインアウトはもろ刃の剣だ。敵陣5Mでも平気でターンオーバーされFWの裏に出られアタック体制だったバックスもディフェンスに移行するのに必死だ。今回もそのミスで失点した。

今ジャパンやサンウルブズで行っているキックで陣地を稼ぎスマートに戦う、このアンストラクチャーを作る側がカウンター攻撃を受けて失点してしまう機会も多い。

元気な前半はいいと思うが、後半20分以降はみすみす相手にボールをやるような戦い方ではなく、堅実な戦術に変更するなど、戦い方にメリハリやオプションを用意できればいいのかなと思う。

 

今日の試合は珍しくレフェリーからも支持を受けていて戦いやすかったのではないかと思う。かなりハリケーンズのミスで助かったシーンも多かった。

 

もう一つ気になる点、それは最近毎回自陣10M付近でチャージされて失点されている。これはすぐに改善できるはずだ。ファンデン・ヒーファーも当たれば飛距離でるがモーションに入る前にわからないのか?といつも思う。

この失点がなければ勝てていた点差でもあるし、早急に改善して頂きたい。

キック蹴れなくても、チャージゴールされるくらいならまだ捕まってノットリリース取られる方がマシ。

 

負傷者も多い、キャプテンのプライアーも後半出ていなかった。やはりチームを率いていくリーダーの存在は大きい。特にラグビーは後半はスタミナも切れるしサブメンバーも入ってくる。スタミナ切れやうまくいかない試合の流れの影響から苛立ちくだらないミス、ペナルティを犯す、規律が大切な時間帯でもある。彼のいなくなった影響も大きい。

 

ハリケーンズ相手にここまでいい試合が出来る、あとは後半どう修正していくか。アタックは十分通用する。問題はディフェンスだ。

 

本日夕方のハイランダーズ戦に期待したい。