選手層の厚さ、本物のティア1の底力

南アフリカ戦について書くが、選手たちの感想を聞いてみると5戦本気で勝負する体制が今のジャパンには欠けているということだろうか。

 

層の厚さ

 

31人選出され、一度もリザーブにすら入れなかった選手が4人はいただろうか。

且つ、5戦連続先発出場やムーアの様に5戦スタメンでフルタイム出場、考えただけでも恐ろしい。

高校時代には夏合宿で午前と午後に1試合づつ行って5~6日間続いた。

1年から3年まで毎年行った。

2年からはSHでスタメンで戦い毎日身体はボロボロ、あちこち痛いし、チームメイトは脳震盪で敵味方分からなくなるやついたし、かなりきつかった覚えがある。

1週間休んでも疲れは取れない。

他の代表の様に31人全員出場させて休ませる必要もあったでしょう。

しかし、ジャパンは常にベストメンバーで行かざるを得ない状況だった。

特に三列、二列はもっと交代させても良かったと思う。

完全に後半疲弊していた。身体が動かない、GPSでも顕著に表れていたはず。

 

田村の交代はレイドローの交代劇と重なってみえた。

 

4強、決勝を目指すチームなら選手の使う場面もコントロールが必要で、毎回100パーセントのベストメンバーでなく、70~90%くらいで今の力が出せるくらいまでレベルがあがればきっと本物のティア1になれるはずだ。

 

さて、今後は来年は東京5輪、ラグビーではセブンズが注目だ。

他はスーパーラグビーサンウルブズ最後のシーズンが始まる。

除外がもしかしたら取消になるかもしれないし、清宮さんが唱える環太平洋新リーグ発足、チャンピオンシップへの参加などまだSR以外にも可能性はある。

 

ジェイミーを確保できなかった暁にはどんな対策をとるのか、注目していきたい。