内航海運の仕事
海洋科に在籍している息子が「内航海運」のパンフレットをもらって帰って来た。
今週にある懇談のあとに「内航海運」の説明会を実施する際の案内パンフレットだった。
「内航海運」とは?
国内輸送を陸ではなく、海上輸送する際に使用するのが貨物船。その貨物船の乗組員の事ですね。
内航海運は国内貨物輸送の約4割を担っている。
特に鉄鋼、石油、セメント、砂利などの基礎資材においては約9割です。
海上輸送は陸上輸送に比べてCO₂のに排出が少なく、一度に大量の荷物を運べるのでエネルギー効率がよいです。
内航船の乗組員は主に船長、機関士、航海士、司厨部があります。
【船員の仕事 航海士の場合】
1回4時間の当直勤務を1日2回行う
起床 パターンによって朝とは限らないが個室で十分な休養が得られる
食事 まずは食事 船上の料理は栄養バランスも量も抜群
当直交代 4H×2 当直を交代してブリッジを守る
操船 どんな船でも今はレーダーなど最新機器で計画した航路を進める事が出来る
当直交代
巡視点検 ブリッジでの当直を交代後船全体を点検して回る
非番(休憩時間)は1回8時間を1日2回とる
船員の部屋はコンパクトながらに設備が充実している。
テレビ、エアコン、冷蔵庫など完備し、プライベートを重視した個室が用意されている。
【船員になるには?】
船員になるためには全国に7校ある国立の海上技術学校(中卒者対象)、
海上技術短期大学校(高卒者対象)や海技大学校へ進むことが一番の近道です。
これらの学校では、4級海技士をはじめとした専門的な資格を得ることが出来る。
といった内容のパンフレットでした。
DVDももらったので、視聴しました。
こういう職業紹介は中学生からでもみせてあげたらさらになり手が増えるのではと感じました。
多くの方が陸上での仕事を探します。もともと船員へのイメージは漁船というイメージしかなく、貨物船の乗組員という選択肢はあまりないでしょう。
息子がパンフレットもらってこなければ大人の私でさえ知りませんでした。
貨物船の乗組員、率直に魅力的な仕事だと思いました。
資格さえあれば、やってみたかったなーなんて思いました。
旅客輸送ではありませんが、海上輸送もなくてはならないものですし、ただ知名度がないだけでJRやANA、JALと同じくらいかっこいい仕事だと思います。
息子には、ぜひ内航海運で働いてほしいと思ったので、高校で取れる資格は取るべきですね!
やる気のない息子に、どんどんプッシュしていきます!
ちなみに、船で3ヶ月月勤務した後、1ヶ月は休みですが給料はでます。
その休みを利用して自宅で普段出来ない事したり、旅行に行ったりできます。
おそらく、船員という仕事の最大のネックはこの点でしょうね。